中学生必見!私立高校と公立高校との違いと選び方について詳しく解説

志望する高校を選ぶ際に、どの高校にするのかというのは非常に大きな問題です。学校のレベル・履修内容・教育方針・進路の内容などが学校によってそれぞれ異なり、きちんと考えて選ばないとミスマッチが生じてしまう可能性があるからです。そこで今回は、私立と公立の学校の違いについて解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

公立高校の特徴

公立高校は地方・都心問わずバランス良く設置されており、なかには商業、工業などの専門性を持つ高校も存在します。まずは、公立高校の特徴について詳しく見ていきましょう。

自治体が定める安定の公立高校

公立高校は、市区町村が認可し、設置している高校のことです。主に「普通科」と「専門学科」の2つに分かれており、受験生は自分の希望に応じてどちらを選ぶのかを決めます。

また同じ公立高校でも、生徒のほとんどが大学受験を希望する学校や、部活動で活躍する生徒を育てる学校など、さまざまな特色を持った学校が存在します。

公立高校のカリキュラム

普通科では、進学を希望する生徒がほとんどです。そのため、2年次で文系・理系のクラス編成を行い、3年次でそれを引き継ぐ形にするようなカリキュラムにしていることが多いです。

専門学科では、基本的にその分野の科目が多く設定されています。高校生のうちから知識やスキルを身に付け、関連する資格の取得もできるようなコースが設定されていることが多いです。それを武器にして、就職はもちろん、大学への進学も選びやすくなっています。

公立高校は安さがウリ

公立高校は、私立高校と比べて学費が安いのが特徴です。私立高校の場合、充実した設備などが整っている分、かかる費用が増えてしまいます。そのため、学費のことを考えて公立高校に入る方も少なくありません。

私立高校の特徴

自由な校風、活発な部活動、おしゃれで心惹かれる制服など、魅力を感じるところが多いのが私立高校の特徴です。ここからは、私立高校の特徴や魅力について解説していきます。

校風や教育方針が個性的な私立高校

私立高校は、企業や学校法人によって設置された高校です。私立高校は、設立者の理念(建学の精神)が強く反映されており、個性的な面を持っています。なかには同列の大学や、ある特定の宗教を母体とした高校などもあります。

部活動が活発な学校も多く、レベルが高く、実績のある部活動に関しては、それを志望動機とする受験生も少なくありません。私立高校は、有名大学への合格の実績がその後の生徒募集に影響をおよぼします。生徒の進学のニーズに応えられるよう、国公立大学へ進むコースを設けているほか、難関大学へ合格をするためのクラス編成をしているケースも少なくありません。

私立高校は豊かな教育方針により、生徒の可能性を充分に伸ばす機会に恵まれています。しかし、先述したように学費が高くなる傾向がありますので、願書を出す前に検討しておく必要があります。

私立高校か公立高校かで迷ったときにやること

自分の行きたい高校を選ぶ際、自分の実力に合っている学校かが重要です。やはり適切なレベルの学校を目指す方が高校生活のストレスは少なくて済み、その後の学校生活も長続きします。学校のレベルはある程度偏差値によって判断ができるので、困ったときは偏差値を基準に通う学校を選ぶと良いでしょう。

偏差値とは学力の相対的な指標のこと

高校に入ると、模擬試験が多くなったり、大学受験を意識するようになったりして、偏差値を気にする機会が増えていくようになります。しかし、中学校では意識する場面が少ないです。偏差値とは、統計学に則った数値のことで、おおよそ以下のような特徴を持っています。

  • 平均点を取っていれば、偏差値は50
  • 偏差値50前後の人は、少しの点数の変化で変動する
  • 偏差値は、そのグループ内での相対的な数値で、たとえば中学生全員が受けた試験と、公立高校志望者だけで受けた試験とでは偏差値が大きく異なる

 

志望校の偏差値を知って受験対策をする

無事に合格し、高校生活が始まれば授業が始まります。高校生の本分は勉強をすることであり、入学したのは良いものの、授業についていけなければ充実した高校生活は送れません。それを判断するうえでも、高校の偏差値を知ったうえで目指すかどうか決める必要があるといえるでしょう。

高校の偏差値は、今ではネット上で調べることができます。たとえば埼玉県の場合、大宮高校が偏差値72でトップとなっています。自分に合う高校はどこなのか、偏差値は足りるのかなど詳しい情報を一度確認してみると良いでしょう。

まとめ

高校は、主に公立・私立の2つに分類することができ、双方にメリットや強みがあります。入学する本人がどのような価値を大切にするかで公立か私立かの選択をすれば、間違いが少ないです。そして、どちらを選ぶにしても、その学校がどのような教育方針なのかをよく調べてから判断することが重要といえます。

「適正個別指導UP」は、生徒に最も合った指導方法で成績アップを実現する学習塾です。高校入試でも、公立・私立の区別なく、生徒の将来を希望が持てるものにしていけるよう努めてまいります。費用やカリキュラムに関するご相談も随時受け付けておりますので、ご用命の際はお気軽にご相談ください。