効率のいい勉強法ってあるの?大学進学を考えている高校生におすすめのやり方をご紹介

大学受験を考えてとりあえず参考書をたくさん買い込んで勉強してみたり、1日何時間も勉強してみたりしたけど続かないという高校生も多いのではないでしょうか。大学受験は、高校生活を送りながらの限られた時間で進めていく必要があります。そこで今回は、効率のいい大学受験の勉強法について解説していきますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。

効率のいい勉強法その1:事前準備編

気持ちが焦ってすぐに勉強をスタートさせる方も多いですが、大学受験の勉強をするには、まずは事前準備が大切です。

志望大学や学部・学科を決める

周りが受験勉強を始めているからといって、焦ってやみくもに勉強するのは好ましくありません。というのも、志望校によって受験科目が変わってくるからです。同じ大学でも、学部によって配点や比率が異なるため、まずは志望校や進学したい学部・学科を決めて、受験に必要な教科を把握することから始めましょう。

学習計画を立案する

受験に必要な教科がわかったら、次は学習計画を立てていきます。1年間を3期に分け、それぞれ「基礎力」「応用力」「実践力」を伸ばしていきます。たとえば4~8月は基礎力、9~12月は応用力、1月以降は実践力といった具合です。

その後、1ヶ月ごと、1週間ごとに細分化した学習計画を立てていきます。学習計画を立てているという高校生も、案外1ヶ月ごと・1週間ごとの短期目標しか立てていないことが多々あるので、まずは大まかな計画から立てていくようにしましょう。

今現在の自分の学力を知る

苦手分野を知ることで、自分がどこに比重を置いて学習していけばいいのかが把握できます。点数が取れない教科ほど、これから点数を多く獲得できる伸びしろがあるのです。自分の現在の学力を知るには、定期的に行われる模試を利用しましょう。

効率のいい受験勉強法その2:実践編

事前準備が終わったら、いよいよ受験勉強のスタートです。受験勉強を始めるにあたって、大事なポイントを次項で詳しく見ていきましょう。

まずは基礎固め

大学入試の問題は、1年生・2年生で習う範囲も多く出題されるため、基礎をしっかり固めておく必要があります。そして、高校3年生で習う範囲の問題にも対応できるように、日々の復習を大切にしましょう。

インプットとアウトプットのバランスに注意

「インプット」とは暗記や理解、「アウトプット」とはテストや演習のことを指します。最も高いパフォーマンスを発揮できる(理解が定着する・テストで高い点数が取れる)のは、このインプットとアウトプットの割合が3:7のときだといわれています。 具体的には、教科書を読んで暗記・理解する時間は3割に抑え、残りの7割は問題演習に取り組むようにするのがコツです。

自分で勉強を進めていると、ついインプットに時間をかけてしまいがちですが、必ずアウトプットの時間を取ることを意識しましょう。

参考書は選りすぐりの1冊でOK

問題集をあれこれたくさん買って手をつけるより、まずは1冊の内容を覚えましょう。特に理系の教科では、1冊を繰り返し解くのが有効です。

苦手科目を優先的に

苦手教科は後回しになってしまいがちですが、受験科目として必要であれば最優先で取り組むのがおすすめです。苦手教科をメインにして学習計画を立て、苦手を1つずつ潰していきましょう。

学習習慣をつける

1日だけ猛勉強するのではなく、コツコツと学習を続ける習慣をつけましょう。長時間勉強していては疲労が溜まり、体調を崩してしてしまうおそれがあります。また、1ヶ月で学習などの行動を習慣化することができるといわれているので、まずは1ヶ月を目標に続けてみてください。

効率のいい受験勉強法その3:NG行動編

志望校に合格したいなら、ついやりがちなNG行動はしないように気をつけましょう。

睡眠を削る

睡眠時間を削れば勉強の時間を増やすことができますが、翌日の授業に響いてしまいます。毎日無理なく学習を続けるために、睡眠時間は毎日6~7時間しっかり取るのがおすすめです。

完璧になるまで進まない

完璧に理解するまで次に進まないでいると、最初に立てた計画が狂っていってしまいます。どうしてもわからない部分はいったん置いておき、次に進みましょう。ただしそのまま放置せず、また後から戻って取り組み再度調べて理解を深めるようにしてください。

模試の判定に一喜一憂する

模試の結果は分析する必要があるものの、一喜一憂してしまうのはおすすめできません。その都度「もっとレベルの高い学校に変更しよう」「今の志望校を諦めよう」などと右往左往してしまっては、勉強する教科もその都度変わってしまい、結果として中途半端になってしまいます。

ノートづくりに時間をかける

ペンを色分けしてノートを丁寧に作り込むなど、受験勉強グッズづくりに熱中しているとあたかも勉強が進んでいるような気がしてしまいます。しかし、これではアウトプットの時間が不足してしまいます。先述したように、「インプットは3割」が鉄則なので、なるべくアウトプットの時間を増やすようにしてください。

まとめ

受験勉強は時間との勝負ともいわれています。受験のチャンスは1年に1回しかありません。できれば一度の受験で希望の大学に合格できるように、まずは事前準備から始めてみましょう。

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